理事長ブログ「忘己利他」10

ビジネスコミュニケーション「仕事がはかどる話し方のコツ」
 ◆よりよく生きるためのツール ~ 究極のコミュニケーション能力を磨く ~

第10回 「話は人なり」自身を磨く! ~ 心格力を高める ~

話力総合研究所 理事長   話力感謝の集い

 「究極のコミュニケーション能力」を磨く。すなわち、「話力」を磨く。「話力」は3つの力から成り立っているとお話ししました。「心格力」「内容力」「対応力」です。これらをバランスよく鍛えていくことが、コミュニケーション能力向上につながるのです。そこで、まずは「心格力」を高めるにはどうしたらよいか?です。

 しかし、これはなんともお話ししにくい!その人の豊かな人間性の基礎となっている力、良い人柄を外部へ発信する力が心格力でしたね。「心格力を高めるには」こうしたらいいなどと軽々しく、偉そうにお話しできるものではありません。お話ししたとしても「お前はどうなんだ」と言われかねないですね。

 しかし、「心格力」を避けて、話力を語るわけにいきません。批判を恐れずにお話しします。心格力を磨く努力目標です。参考になさってくだされば幸いです。

 ① 話力の原則を実践する

 まずは、これまでお話しした「話力」を磨くための原則を理解し、意識的に行動していくことです。そして、これからお話しする原則についても、ひとつひとつ実践しようとする努力をなさってください。「そんなこと知っている。」「あたりまえだ。」「当然だ。」「くだらない。」「そんな細かいことどうでもいい。」そう思われるかもしれません。知っていることが実践できているとは限りません。あたりまえのことを実践することすら難しいです。くだらないこと、細かいことを実践できなくて、本質的なこと、重要なことの効果をあげられるでしょうか?力を発揮できるでしょうか?

 実践しようと意識し、努力し、繰り返す。それによって、少しずつ自分自身が変わっていく。形を変えていくことにより、実体が変わっていきます。実体が変わることで気持ち、心が変わります。形と心は深く結びついています。形が心を整えるのです。このことは、古来から続く日本の文化を眺めれば明らかです。茶道でも、華道でも。武道ですら形を整え、心を磨くのではないですか?話力の原則をひとつひとつ実践していきましょう。

② 人から学ぶ

 その道に傑出した人から学ぶことです。どんな道でもトップに立つ人は他人の何倍も努力しています。そういう人から学ぶことが大切です。また、異質な人との出会いを大切にすること。同質の人とかかわっていると居心地がいいですね。異質な人とのかかわりは、つらいかもしれません。しかし、そういうかかわりこそ、多くの気づきが得られるのです。ですから、異質な人との出会いを大切にし、自分磨きの道場だと思って、積極的にかかわってください。

 以上に加え、日頃から問題意識をもって人を観察することです。よいなと思う点は取り入れる。よろしくないなと思う点は、自らも気をつける。教師として、あるいは反面教師として人から学ぶようにしていきましょう。

 ③ 良い習慣をもつ

 良い習慣が自身を育てます。早起きの習慣、あいさつの習慣、整理整頓の習慣。なんでもよいのです。良い習慣をもつこと。良い習慣を継続すること。良い習慣を増やしていくことを心がけてください。

 ④ 忠告してくれる人を大切にする

 皆さんは、注意、忠告、アドバイスしてくれる人がいますか?叱ってくれる人がいますか?それは誰ですか?両親ですか?兄弟ですか?夫あるいは妻ですか。恋人ですか、友人ですか?いらっしゃいますね。幸せですね。

 一般に、年齢があがるほど、立場が上がるほど、忠告してくれる人がいなくなりますよ。ある意味、寂しいことです。辛いことでもあります。なぜなら、そうなったら自分で気づいて自分磨きを続けるしかないのです。しかし、自分の姿は自分ではなかなかわからないものです。人に不快な思いをさせているのに、気づかないことがあるかもしれません。自分の至らない点を指摘してくれる人がいれば、自分のマイナス面に気づき、改善することができるはずです。

 私は話力の講師を30年以上務めてきました。現在は研究所の理事長という立場です。私の立場を知っている人は、なかなか話し方、聴き方について指摘してくれません。「あなたの話し方には。。。という問題がある。」と言ってもらえません。相手の反応を見ながら、自ら気づき、自ら改めていくほかないのです。ですから、話力講座にご参加くださった受講生のアンケートに書かれている感想は私にとって、この上なくありがたいものです。

 特に若い方は、今のうちです。あなたのことを思って本当のことを言ってくれる人を大切になさってください。時には辛いこともあるでしょう。しかし厳しいことばに耐える力をつけてください。そして、厳しいことばを自己改革のためのエネルギーに変えていこうではないですか。

 ⑤ 反省し、こつこつ改善

 忙しく、日々の仕事に追われ、必死で突っ走っていますと、自分を見失ってしまうこともあるかもしれません。時には立ち止まり、静かに自分の行動や言動を振り返ってみることが大切です。ただし、反省するだけでは、成長につながりません。一方で、すべてを一気に改善しようとしても、不可能です。人間ですから。少しずつ。少しずつ。「こつこつ改善」「日々改善」こうした努力を忘れないでください。

 7000回以上の講演を行っている社会教育家の田中真澄先生は話力を学んだ先輩です。先生の多くの教示のひとつに次のことばがあります。「凡人の10%の努力の継続が秀才を超える。」

 仮に凡人と秀才の能力の差が1:2だとします。毎年自分の能力を1割向上させる努力をコツコツ続けていくと、約8年後には自分の能力が2倍以上になり、秀才を超えるというのです。これは数字上のことですが、コツコツ努力することの大切さを表しています。

 私たちとともに、話力磨きをコツコツ続けていきましょう。

 

関連記事

  1. 話力第一講座in大手町・神田 受講生募集
  2. 講座アンケート
  3. NHK首都圏ネットワークに登場
  4. 総会 理事会 予算書・決算書
  5. 合宿研修会
  6. ホームページをリニューアルしました!
  7. 産能マネジメントセミナーに当法人理事長が登壇
  8. 話力第二講座(実務編) in 大手町、神田

カテゴリー

月別アーカイブ

PAGE TOP