理事長ブログ「忘己利他」38

ビジネスコミュニケーション「仕事がはかどる話し方のコツ」
 ◆よりよく生きるためのツール ~ 究極のコミュニケーション能力を磨く ~

第38回 聴く力が仕事の成果を左右する その三

話力総合研究所 理事長
スピーチ指導

~ 話は全身で聴け!! ~

 「話は全身で聴け」変なタイトルですね。本来、話はどこで聴きますか? 「耳」!? そうですね。耳で聴きますね。耳で何を聴きますか?「ことば」!? ことばだけ聴けばよいですか? 語調や間に話し手の本音が隠されていることが多いですよ。同じことばでも語尾が上がるか、下がるかで話し手の気持ちがわかります。「さすがですね↓」語尾が下るときは本心です。一方、「さすがですね↑」と語尾が上がるときは、多くの場合、茶化している、からかっているのではありませんか。

 さて、もうおわかりですね。効果的に話を聴くには、耳からの情報だけでは足りません。ですから、「話は全身で聴け!!」です。耳で聴き、目で聴き、口で聴き、手で聴き、足・態度・表情で聴く。そして、頭で聴き、心で聴きます。わかりますか?

① 目で聴く

 相手の視線、表情、しぐさから真意をつかみます。また、相手が話しやすいように、相手の顔を見て、にこやかに優しい視線を投げかけます。

② 口で聴く

 わからない点は質問します。また、相手が話しやすいように、「そうですか」「なるほど」などとあいづちを打ちます。また、「それで。。」「きっかけは何ですか?」など話を促したり、引き出したりする場合にも、あいづちや質問は有効です。

③ 手で聴く

 要点をメモしながら聴きます。要点は5W3H(なぜ Why,何をWhat,誰がWho,いつWhen,どこでWhere,どのようにHow,どのくらいHow Many,いくらでHow Much)に加え、重要なキーワードなどです。しかし、あくまで相手の真意をつかむことが目的です。メモをとることが目的にならないようにしましょう。また、余計な手の動きは避けるようにします。

④ 足・態度・表情で聴く

 「足で聴く」ということは、話しやすい、聴きやすい距離を確保するということです。あまりにも近すぎると話しにくいです。とはいえ、遠すぎると聴き取りにくくなります。適切な距離は人間関係によっても変わります。

 相手から十分に話を引き出すためにも、話しやすい態度、表情も大切です。

 十分に話してもらい、効果的に聴くことができる距離、態度、表情を心がけましょう。

⑤ 頭で聴く

 話し手の真意は何か?何が言いたいのか?どうしたいのか?どうすればいいのか?前提となる条件はなにか?など頭で考えながら聴きます。

⑥ 心で聴く

 相手の立場、状況を理解し、相手の気持を慮りながら聴くことも大切です。人間は感情の動物です。論理だけでなく、相手の心情に寄り添う努力も必要です。

 

 自分の気持ちや考え、あるいはある事柄をことばで十分に伝えられますか? ことばは有限です。自分の気持ちや考えに一致することばは見つかりにくいですよ。ですから、聴き手の立場のときに、ことばにとらわれすぎないようにしましょう。相手の真意、本音を推し量るためにも、「話は全身で聴く」ように心がけてください。

 

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