理事長ブログ「忘己利他」65

ビジネスコミュニケーション「仕事がはかどる話し方のコツ」
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第65回 できる人のことばづかい

コロナ禍の中
話力講座開講

~ その2 ことばづかいの意義を知れ ~

 前回「ことばの乱れに染まるな!」と強く申しました。ことばづかいを軽く考えていると、問題意識がたりないと、染まってしまいかねません。ことばづかいがなぜ大切なのか、この点を強烈に意識することが大切です。

 ことばづかいは対話の潤滑剤です。相手とスムーズに話をするために必要なのです。人は皆平等です。しかし、立場や状況よって差が生まれます。上司や部下、先輩・後輩といった社会関係の差。親しいかそうでないか、親疎の差、人間関係の差。そして、依頼する側とされる側など状況関係の差などです。これらの差をことばづかいで埋めて、スムーズに話せるようにするのです。

 会社で社員が社長に「社長、話があるからここに座れ!」これほど極端な例は現実的でないかもしれませんが、ぶっきらぼうなことばづかいで話してスムーズに話が進むとは思えません。部下が部長に「部長、報告してやるからよく聴けよ!」 いかがですか?『なんだその言い方は。もっと「言い方」があるだろ』ということになりますね。

 また、ことばづかいは、品位や教養の表現でもあります。したがって、知らず知らずのうちに、ことばづかいで評価されてしまうのです。職場にお客さんから電話がかかってきます。若手社員が電話をとります。「部長いらっしゃいますか?」「部長さんはただいま外出なさっていますが、あなた誰ですか?」ここまでひどいことはないかもしれませんが、お客さんはどう思うでしょうか?「何だ、この会社は。あれが客に対することばづかいか!?」会社自体がマイナスの評価を受けてしまいかねません。あるいは、新入社員が課長に、「課長、この資料拝見してくれませんか?」「なんだ、今年の新人は。ことばづかいも知らないのか?」などということになりかねません。もっと「言い方」があるでしょうということですね。

 そして、ことばづかいが話の効果を左右します。「先輩暇そうだな。ちょっと手伝ってくれよ」これでは、どんなに親しい先輩でも気持ちよく協力できないのではないですか。家庭でもそうですね。「お父さん、暇だったら掃除くらいしてください。いつもごろごろしているだけなんだから。」これでは、掃除しようという気にはならないですよね。「言い方」を考えないと話の効果があがりません。

 どれも「言い方」ですね。この言い方のことを「待遇語」と言います。人を遇する、もてなす、ことばですね。待遇語には相手を敬って高める敬語、ビジネスの世界で顧客に使うことばである接遇用語、それから相手を卑しめる卑語があります。

 「できる人のことばづかい」ですから、次回以降、敬語、接遇用語についてお話しします。ぜひ、身につけてください。

 

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