理事長ブログ「忘己利他」69

ビジネスコミュニケーション「仕事がはかどる話し方のコツ」
 ◆よりよく生きるためのツール ~ 究極のコミュニケーション能力を磨く ~

第69回 おおぜいの前で話す

講演

話力総合研究所 理事長
講演中

~ 逃げられない! 恥かけない!! ~

 皆さんは、スピーチやプレゼンテーションの機会がありますか? おおぜいの前で話す機会が多く、スピーチやプレゼンの力をつけることを目標にしている人もいるでしょう。一方で、「まったく機会がない」という人もいるかもしれません。本当にそうですか?スピーチ、プレゼンというとあらたまって考えがちです。しかし、ちょっとした会合で複数の人を前に自己紹介した経験は多くの人が持っているのではないでしょうか。いかがでしたか?あがりましたか?うまくいきましたか?なかには失敗した人もいるでしょう。スピーチしたくないですか?慣れていない人にとっては、いやですよね。逃げたいですよね。しかし、皆しますから、逃げられないですね。そして、最近は皆それなりに話します。恥かけないですね。ですから、来るべき時に備えておかなければなりません。

 慣れている人は話せますね。最近はどちらかというと慣れている人に問題があるかもしれません。長々と話してしまう。その場に関係ないこと、聴衆が求めていないことをひとりよがりに話してしまう。「またか?」「いつも長いな」「早く終わらないかな」と思われていることが多いですよ。「話したいことを話すな。効果があがることを話せ!」ですね。

 おおぜいの前で話す力をつけるには、まず現状を知ることです。そしてこれまでお話してきました「話力」の原則を守ること。表現の原則。態度は視覚に訴える言語。ことばづかいに気をつけて、等々。意識なさってください。そして、日常会話、おしゃべりならできますね。時々、おしゃべりが苦手という人もいますけれど。おしゃべりとスピーチ・プレゼンの違いを意識することが大切です。

 おしゃべりとスピーチ・プレゼンとの大きな違いは、おおぜいの前で話すということです。それから、どちらかというと一方的に話すことが多いです。そして、主催者や聴衆から期待されたり、注目されますね。そのうえ、内容や時間、聴衆、会場などの制約があります。話す内容や時間が決まっていることが多いですね。聴衆や会場も話し手の自由にはならないでしょう。のびのびと話したいだけ話すわけにはいきません。そうした制約の中で話して、うまくいけば自信がつきます。聴衆に評価されます。おしゃべりがどんなに上手でも、それほど評価されないでしょう。制約の中で効果をあげるから評価されるのですね。ぜひ努力なさってください。しかし、スピーチ、プレゼンはおしゃべりにない、良い点がひとつあるのですよ。それは、「準備ができる」ことです。おしゃべりは「即題」ですが、スピーチ、プレゼンは事前に準備できるのです。「いや、突然指名されることもある」と反論しますか?これは、「突然指名されることもあるから」と予見して、事前に準備するのです。会合に出席したら、「ひとこと挨拶を」あるいは「ひとりずつ自己紹介を」と言われるかもしれない。そのように先を見通して準備をするとよいでしょう。

 私は講演会などに聴衆として参加する場合でも、万一講演者が都合がつかなかった場合に、主催者から「何か話してほしい」と言われることを想定して準備して臨んでいます。もちろん、話力についてはいつ、いかなる時に依頼されてもすぐに対応できるよう日頃から準備しています。とくにスピーチ・プレゼンの機会の多い方はぜひ心がけてください。

 次回以降も「おおぜいの前で話す」ことをテーマに皆さんの参考になる話をしますので、ご期待ください。

 

関連記事

  1. 理事長ブログ「忘己利他」21
  2. 理事長ブログ「忘己利他」44
  3. 理事長ブログ「忘己利他」50
  4. 理事長ブログ「忘己利他」59
  5. 理事長ブログ「忘己利他」47
  6. 理事長ブログ「忘己利他」28
  7. 当研究所が監修した話力学習用の動画
  8. 理事長ブログ「忘己利他」39

カテゴリー

月別アーカイブ

PAGE TOP