理事長ブログ「忘己利他」7

ビジネスコミュニケーション「仕事がはかどる話し方のコツ」
 ◆よりよく生きるためのツール ~ 究極のコミュニケーション能力を磨く ~

話力総合研究所 理事長 話力インストラクター合宿研修会

第7回 「中身がなければ話せない」内容力

 どんなに話し方が上手でも、おおぜいの前で話すのに慣れていたとしても、話すべき内容をもっていなければ話せません。どんなに人柄がよくても、内容が浅かったり、広がりがなければ、話をなかなか聴いてもらえないでしょう。

 ある会合に参加したことが縁で、その団体の理事長Kさんから学習番組への出演を頼まれました。シニア世代向けにパソコンの使い方を教えるのです。インターネット経由で配信される番組でした。私は、「パソコンの専門家ではないので、どなたか専門家にお願いしては?」とお断りするつもりでした。すると、Kさんは、「専門家でないほうが良いのです。それに話し方の先生だから、できるでしょ。」たいへん困りました。しかし、私は「できるでしょ。」ということばに弱いのです。「できません。」と言えません。話し方を教えていても、自分が経験したことがないこと、よく知らないことは話せませんし、十分に知識がなければ効果的な話はできません。1か月ほど一生懸命勉強して撮影に臨みました。おかげさまで、視聴されたおおぜいのシニアの方から高い評価をいただきました。今思えば、断らずに勉強してよかったと思っています。自分が話せる内容を広げることができたのですから。

 内容力とは、単なる内容、知識、情報のことではありません。自分が身につけるべき話の材料を感知する能力。それを収集する能力。収集した内容を整理する能力。身につけた内容を基にそれを深めたり、広めたりする、つまり想像する力。自分の考えをまとめる力。内容を話として構成する力。状況に応じてその内容が必要か否かを判断する力。内容を選択する力など。これらの総合が内容力です。

 前回、心格力の話をしました。「話は人なり」です。話にはすべてではないでしょうが、自身の人柄がさらけ出されます。聴き手はそれを感じます。しかし、内容の伴わない表面的な人柄では、問題も多いです。顔を合わせているだけの時は、いい人だと思った。けれど、一緒に仕事をしてみたら、何事も人に甘えて頼りにならない。周囲にこういう人いませんか?自分の能力のなさをカバーするため、「いい人」を演じているだけなのかもしれません。

 一方で、単に内容力があればよいというものでもありません。人間味を感じない内容は人工知能(AI)とかわりません。内容力は自身の心格力と結びついた知的・情的な面を併せ持ったものと理解してください。話の効果をあげるため、内容力を磨きましょう。

 

 

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