理事長ブログ「忘己利他」9

ビジネスコミュニケーション「仕事がはかどる話し方のコツ」
 ◆よりよく生きるためのツール ~ 究極のコミュニケーション能力を磨く ~

第9回 話の効果を高めるには 「話力と人間関係」

話力総合研究所 理事長 湘南江の島海の女王海の王子と

 

 話をするからには、多くの場合、話す目的があります。目的を達成してこそ、一生懸命話した甲斐があった。これを「話の効果が上がった」というのだとお話ししました。話は「上手に話す」だけでは足りない。「話の効果が上がる」ように話さなければ、独り言と変わらないのです。そこで、「話の効果を高めるには?」と問うと、一般には次のような答えが返ってくるでしょう。「話し方を磨く」「説明力をつける」「伝える力をつける」などですね。

 もちろん、これらの答えは誤りではありません。必要な要素です。しかし、「忘己利他」を最初からお読みくださっている皆さんは、これらだけでは足りないということをおわかりですね。話の効果を高めるためには、「話力を磨く」ことですね。「話力」を磨くには、話力の基本要素をバランスよく磨いていく努力が必要なのです。基本要素はおわかりですね。豊かな人間性の基礎となる「心格力」。話せる内容を広げ、深める「内容力」。そして、その場、その時、その人に対応した話し方、聴き方ができる「対応力」です。これら話力の基本要素を磨いていけば、より効果があがる話ができるようになります。必ずなります。努力を継続していると、ある時期に「以前よりうまく話せるようになったな。」と気づくでしょう。なるほど、意識的にこつこつ話力を磨く努力をしていれば効果が上がるのだとわかります。それがわかると、さらに努力をする意欲が出ます。話力を磨く努力をする。効果を実感する。さらに努力する。私はこれを「話力磨きのスパイラル(螺旋階段)」と言っています。ぜひ、この話力磨きのスパイラルを駆け上がってください。

 そして、磨いた話力を生かすためにも、もうひとつ大切な要素があります。相手との人間関係。周囲との人間関係です。人間関係の良しあしが話の効果に影響を与えます。同じように話しても人間関係によって効果が違ってきますね。良い人間関係を築いていれば、「ちょっと手伝って」と言えば、たいていのことは協力してもらえるでしょう。しかしそうでない場合は、些細なことでも「何ですか?」「今忙しいです」「上を通してください」などと言われかねません。

 また、話の効果が上がると相手に対してどのような感情を持ちますか?「一生懸命話したらわかってくれた」「協力してもらえるか心配だったが、話してみたら快く応じてくれた」こういう時、相手に対してどう思いますか?少なくとも「不愉快」にはならないでしょう。多くの場合、「いい人だ」「いいところあるじゃないか」と思うのではありませんか。話の効果が上がれば、相手に対するプラスの心的な変化が生じ、人間関係が徐々に好転していくのです。好意的な人間関係を築く努力。話の効果が上がる。人間関係がよりよくなる。この場合も「好意的な人間関係づくりのスパイラル」を登ってください。

 さらに、心温まるひとことが人間関係をプラスに変えます。一方で、不用意なひとことがせっかく良好な人間関係に水を差します。また、人間関係の良しあしが話し方、聴き方を変えます。好意的な関係にある人に話すときと、そうでない人に話すときでは、同じように話せないでしょう。そのことは相手にも伝わります。

 人間関係と話力、話の効果との関係を意識し、話力を磨き、周囲と良好な人間関係を築く努力を続けてください。

 

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