コミュニケーション能力を磨きたい。
スピーチやプレゼンテーションを上手にこなしたい。
こうした思いを持っている人は意外に多いものです。
そして、話し方、聴き方に関心をよせる傾向があるようです。
しかし、単に話し方だけを磨くのでは、問題解決になりません。なぜなら、話すべき内容を持っていなければ、どんなに話し方がうまくても話せません。
質の高い内容を持っていなければ、軽く見られることもあります。
また、どんなに良い内容を持っていても、それを話すにふさわしい人格を持っていなければ、評価されません。
もちろん、せっかく良い内容も話し方がまずければ、聴く側に伝わらないこともあります。
コミュニケーション能力を磨くには、方法論としての単なる話し方・聴き方ではなく、効果が上がるように話せる力・聴ける力をつけることが大切です。
相手の話を評価することはできますが、ではどのように改善すればよいのか?と問われたとき、体系的な理論が背景にないと困ってしまいます。
話す力、聴く力を向上させるための理論体系として、
永崎一則(1926~2022)は「話力理論」を開発しました。この「話力理論」に基づき、多くの人を指導し、50年間実績を積み上げてきました。
話し方、聴き方について、勉強したいと思っている方は、まずは「話力理論」を学び、話す力、聴く力を磨いてください。
話力開発者からのメッセージ
話し方、聴き方、コミュニケーション、プレゼンテーションに関する本が書店にたくさん並んでいます。
ベストセラーになる本もあり、多くの人が関心を持っているということであり、たいへんうれしいことです。
しかし、読物風の本が多く、話全体をカバーする、しっかりした体系的な理論が背景にないために、
実務に役立つか心配です。勉強したいと思っている方は、まずは話力講座にいらっしゃることをおすすめします。
私はこの数十年ずっと、「話力を勉強して不幸になった人を知らない。」
こんな熱い思いを胸に秘めて人の前に立ち続けてきました。
そのため愛する人を、好意を持った人を、そして隣人たちをもっと幸せにできればと願う心と、逆に一人でもいい、孤独に悩む人たちに人間関係を好転させるための潜在話力を高めさせることになればという、祈るような気持ちで多くの人に語りかけてきました。
それが心の起爆剤になり、「話し手の燃える思いは必ず人の心を動かす一石になる」と悟って、話力の重要性を叫び続ける自己との闘いの日々でもありました。
そのクリーンな心の燃焼はどこから生まれるのか、いまみなさんが勉強している目的への本気度にかかっていると思います。 話力理論をつきつめた究極は、いや応なくそこにゆきつくはずです。
その意味で、話力を学ぶ場は、話力学徒(編集者注:「話力を学ぶ皆さん」)が本物に脱皮する道場になりましょう。
ご健闘を祈るばかりです。